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いまさらながら『松文館事件』って知ってます?エロ漫画(同人誌・レディコミ含む)を読んでる人は知らなくてはならない。日本からエロ漫画(と表現の自由)が消えるかもしれないッス。事件のあらましは
息子の机からエロ本(松文館『姫盗人』)を見つけた親が議員(平沢勝栄)に訴え、その議員も、票欲しさのために警察に働きかけ、それがまた警察官僚出身の議員だったがために警察も動いてしまい、その本の出版社社長・編集者・作者が適当な名目で摘発されてしまって、裁判でも有罪になった。
というもの(ちょっと乱暴だけど)。裁判自体も
弁護側の証人の証言全てをばっさりと却下し、警察官による誘導や脅迫の可能性については一言も触れなかった。
だってさ。事件のポイントである刑法175条の『猥褻』の定義について裁判官は
「このような漫画本を許容する社会通念は形成されていない」
「何がワイセツであるか」といった社会通念は裁判所が決定する
とおっしゃっております。てかこれよりエロい漫画なんていくらでもあるし、それよりも裏ビデオとかのほうがワイセツじゃない?ワイセツの定義にしてもシワシワの裁判官が決めるんじゃなくて国民が判断すべきじゃん?時代の流れが問題ないって言ってるんだから、この有罪判決からは悪意と偏見の匂いがプンプンしますなぁ。
このまま最高裁でも負けたらエロ本編集部に警察官が自由に出入りして、適当ないちゃもんで逮捕→発禁・罰金・懲役刑。エロ漫画雑誌で警察をちゃかしたらそれだけで逮捕だろうね。コワイコワイ。
松文館は運がなかったと言うよりほかないのかなぁ。個人でできることは少ないけど松文館潰さないためにも、どのエロ本買おうか迷ったら松文館のを買おう!もちろん18歳以上の人だけね。(あ、親が平沢勝栄にチクらないなら買ってもいいや。なんてね)
引用元
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参考
松文館裁判